突然ですが、みなさんは今幸せだと感じますか?
ケータイが普及した現代では、そのように感じない方、感じられない方も少なくないと思います。
なぜなら、SNSを通して周りの人の楽しそうな様子や幸せそうな姿を簡単に見ることができ、
自分と比較してしまい、自分を卑下してしまう恐れがあるからです。
しかし、幸せとは他人と比べることで揺れ動くものではありません。
自己肯定感も同じようにです。本質的な自己肯定感は比較で崩れるようなものではありません。
今回は、そんな自己肯定感を高める方法やヒントが示された、まんが形式で楽しく学べる書籍を紹介したいと思います!
大まかな内容
「どうせ私なんて」「ほら、やっぱりだめだった」が口癖の社会人 有坂奈央が
ポジティブ心理学を学んだ安斉広巳と美容室で出会うことで、自分らしくポジティブに生きていくことができる物語が描かれています!
①気持ちをありのままに認める
②感情を上手にナビゲートする(ポジティブ感情を高め、ネガティブ感情を減らす)
③強みを生かす
という3ステップで自己肯定感を高めていく流れがありました。
ネガティブ気質な奈央と、①~③それぞれのステップを学び、ワークを通して行動していくことができる書籍になっています。
特長
この書籍の特長は、なんといっても「まんが」が描かれているところです。
「自己肯定感」に関する書籍の中では、大変めずらしい一冊です。
ですので、普段はまんがしか読まない。本を読まないといった方にとってもおすすめです!
全部で5つのchapterがありますが、どのchapterも まんがから始まり、
「トピック」→「ワーク」と進むため、学びやすく、実践しやすい構成になっています。
ネガティブ気質な奈央と、ワークを通して、ポジティブ心理学を学べることで、
共感できたり、時には微笑ましい場面があったりと気軽に読めました!
印象に残ったこと

書籍の中でも、私はchapter1 トピック1-2の「『成功すれば、自己肯定感は上がる』は本当か?」が特に印象に残りました。
なぜなら、当ブログでも、自己肯定感を高めるには、
まず、「自分と向き合うこと」「認めてあげること」が大事だと発信しているのですが、
それらがなぜ大事なのかという根本的な理由がここに表れていると感じたからです。
以下のように、書かれていました。
✕ 成功してから幸せになる
「○○を手に入れる」→「幸せになれるはず」〇 幸せだから成功する
まんがでわかる自己肯定感を高めるハーバード式ポジティブ心理学 / 成瀬まゆみ・前山三都里 p31
「私は幸せ!」→「いろんなことがうまくいく!」
仮に、営業利益1位を達成する、有名企業に就職するといったような
社会的な成功を成し遂げたとしても、その自分を認めてあげることができないと、自己肯定感が上がるとはいえません。
「もっと成功している人はいるよな。」「就職して当たり前。」などと考えてしまう可能性があるからです。
確かに、圧倒的な成果を達成したり、良い地位についたりすると、
周りの人に褒められたり、比較したりして一時的には気分が良いかもしれません。
しかし、周りと比べて得た自己肯定感は短期的なものです。
(本書では、「社会的自尊感情」として紹介されていました)
その「周りと比べる」という癖がついていると、自分が上手くいっていない時に周りと比べてしまうため、本質的な自己肯定感が高まるとはいえないのです。。
まずは、「自分と向き合うこと」「認めてあげること」。
それから、気持ちをポジティブな方に誘導してあげて、「自分のこういうところいいな」「好きだな」というように、自己肯定感の土台を作るのです。
自己肯定感が上がると、成功する

先ほどの文章を読んで、成功しても本質的な自己肯定感が得られないということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
しかし、「自己肯定感が低くても、成功している人はいるのでは」。
そのように考える方もいると思います。
結論、自己肯定感が低くても成功している人はいます。
しかし、自己肯定感が高いと、成功への確立も高いと考えられます。
なぜなら、自己肯定感が高いと、「行動」に移すことが早く、その「行動量」も圧倒的に多いからです。
自己肯定感が高いと、論理的な根拠がなくても、
「なんだか自分ならできると思う」「とりあえずやってみよう」と考えることができます!
その考え方には、過去の成功体験がもちろん影響していますが、それだけではありません。
自分の弱みだけでなく、強みや良いところもしっかりと理解しているからです。
自分を認めてあげられているからこそ、自信があるのです。
そして、挫折した時も、自分の可能性を信じてあげることで、粘り強く立ち直ることができるのです。
まずは、自分の強みと弱みを知ることから始めてみましょう。
「自分にはこんな強みがあったんだ」「自分の弱みって思ったより大したことないな」「逆にいいことでもあるな」という発見があると思います!
そんな小さな行動から、少しずつ自己肯定感の土台を作っていきましょうね!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
私はこの書籍を読んで、「ポジティブな感情を増やす習慣を大事にしていきたい」「自分の可能性を信じてどんどん挑戦していきたい」と思いました。
そのためにも、まずは自分の中にある良くない習慣や思考癖を知り、修正していこうと思いました。
スマホとの向き合い方、睡眠の質。
これらが今の自分の課題ですね。
自分のことを認めてあげると同時に、小さな成功体験を積み重ねていきたいところです!
「自分のことが嫌い」「みんな楽しそうで羨ましい」などと考えてしまう。
「自己肯定感の高め方を知りたいが、読書が苦手」という方にはおすすめの一冊です!

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