こんにちは、れもんです。
みなさんは挫折した時、早く立ち直れることができるでしょうか?
きっと、この記事を見て頂いているということは、「そうではない」と思う人が多数なのではないでしょうか?
今回は、そんな挫折経験から立ち直ることができる、前向きな考え方「陽転思考」について取り上げた本を紹介します!
この考え方は、単に考え方がポジティブというわけでなく、事実を受け止めてあらゆる面から解釈しようとする、深い考え方が根本にあります。
大まかな内容
この書籍では、作者が外資系の会社で学んだ「ポジティブシンキング」が合わず、挫折した経験談から始まります。
その後、どのように考え方を変えて、立ち直れたのかという話が展開されており、
その考え方を身に着けることで、「どう変わるのか」「どのような思考になるのか」ということに重きを置いて、具体的に詳しく説明されています。
特長
この書籍の特長は、「ポジティブシンキング」の考え方が合わず、挫折した作者の経験が赤裸々に語られている点が特長です。
しかし、作者はこの考えの良い点・悪い点の両方を知っているため、「無理に取り入れなくていいが、合う場合もある」という中立的な立場を取られています。
その上で、成功体験が少ない人は、「陽転思考の考え方が合うのでは?」と持論を展開されていました。
印象に残ったこと

私はこの書籍の中でも、第2章「陽転思考で、あなたの人生は好転する」の第2節「驚くほど、悩みがなくなる」が印象に残りました。
なぜなら、私は「失敗と向き合い、学びを経て改善していくこと」を大切にしているのですが、その価値観がまさに具現化されていたからです!
その文章が以下のものです。
自分はダメだ。世間はダメだ。社会がダメだ。
〔中略)否定からは否定しか生まれません。陽転すると、「否定」が「反省」になって、「反省」が「気づき」になって、「気づき」が「学びと経験」になって一歩前に進んでいくことができます。
「人生を好転させる『新・陽転思考』」/和田裕美 p.76
できなかったこと、失敗した経験は変えようのない事実。
だからこそ、その失敗した事実を重く受け止めたり、自己否定に陥っていてはもったいない。。
そこで、どうせなら「どうすればよかったのだろうか」「何が足りなかったのだろうか」と次に繋がるように考えることを大切にしていました。
その価値観がまさに、上記の引用部分で言語化されていたのです!
失敗した経験→「反省」「気づき」→「学び」「経験」ですね。
つまり、失敗した時、不幸が訪れた時に、その事実をそのまま辛いものだと受けて入れるのではなく、「逆によかったことは何だろうか」と前向きに学ぶ姿勢を持つことが大切だということです。
そう考えることで、辛い体験から学びを得ることができ、気持ちを切り替えることができるため、一歩前進できるのです!
みなさんは壁にぶち当たった時、その事実を受け止めて、
そこから何かを学び、吸収することはできていますでしょうか??
言葉では、簡単なように感じるかもしれませんが、
自分の弱さと向き合い、自身を変えようと行動することは難しいことです。
あなたがしっかりと自分と向き合い、行動できているのであれば、まずは自分を褒めてあげてくださいね。
なぜ「よかったのか」を考える

「陽転思考」は比較的簡単で、誰にでも取り入れやすい考え方だと思います。
その理由が以下の引用箇所に秘めています。
「怪我をしてよかった」「失敗してよかった」「財布をなくしてよかった」(中略)
理由を見つけてから「よかった」というのではなく、先に「よかった」と言ったあとに、理由を探すのです。人は質問されると本能的にそれに答えようとします。
陽転思考では、事実に対して「よかった」と発言し、その後に、「なぜか?」を考えます。
例えば、「残業があった」という事実があるとします。
その事実を受け止めて、ひとまず「よかった」と口に出してみるのです。そして、「なぜか」と考えるのです。
「残業があってよかった」……。なぜか、その理由を考えられますか??
ひねり出して考えてみましょう。
私の場合ですと、「残業分、給料が増えるしよかった」「残業した分、職員のことを知ることができてよかった」と考えられました。
どうでしょうか。「これならできそう」「思ったより簡単」そう思えた方が多いのではないでしょうか?
この思考法では、先に「よかった」と言い切り、あとから理由を探すため、色々考えて頭を使うことになるため、思考力が身につくのも良い点です!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
私はこの書籍を読んで、「この考え方ならすぐにできそう」と思いつつ、「事実の受け止め方が大切なんだな」と改めて気づくことができました。
そう考えると、「人生何も良いことがない」と考えるのは実は違っていて、
その状態は考え方、解釈が短絡的な状態なのではとないかと考えられました。そして、非常に勿体ないと思いました。
悪いことばかり考えるのではなく、今ある当たり前、幸せをしっかり噛みしめて、感謝して日々生きていきたい。そう思えました。
「ネガティブに考えすぎてしまう」「ポジティブシンキングの考え方が合わなかった」という方にはおすすめの一冊なので、興味があれば読んでみてください。

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