こんにちは!れもんです。
みなさんは、報告や連絡あるいはプライベートな会話をする際に、自分の説明が上手く伝わりますか?
誰であろうと一度は、「相手に上手く伝えることができなかった」「理解してもらえなかった」というような経験はあるのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを解決に導ける「要約力」について、重きをおいて解説されている本をご紹介したいと思います。
要約とは何か、その一面を一緒に紐解いていきましょう!
大まかな内容
この書籍では、一貫して要約の実践問題が用意されており、読み進めるつれて、「要約」とは何かを実感できるようになっています。
終盤では、要約力をつけるメリット、要約が苦手な人のパターン、トレーニング方法について説明されています。
特長
この書籍では、要約力について、単に説明するのではなく、
「図を要約する」などの実戦形式を通じて、「分かりやすい文章」を体感できるのが魅力です。
図を要約する問題、文章を要約する問題に加えて、電話や会議の内容を要約するといった具体的な場面を想定した問題もありました!
印象に残ったこと

私はこの書籍を読んで、第3章の「具体と抽象のバランスを大切に」が印象に残りました。
以下の文章が特に印象に残りました。
つまり、具体的に必要な数字などはそのまま残し、長い文章は、抽象度を上げる言葉を整理したから、わかりやすいのです。
「できる人の要約力」/本間正人,浮島由美子 p132
この節では、電話の内容を要約するというケースが出題されていました。
記録を取る際に、電話でお客様が話していることをそのまま抜き取り、「」をつけて記録したくなりますが、それではダメということです。
それだと、文章が長くなりすぎて、内容が伝わりづらくなってしまうからです。
そのため、そのまま抜き取って記録に残すのではなく、その要点を抜き出して抽象的に書きつつ、期限などの数字は具体的なまま書くべきだと説明されていました。
実際に、この事例を要約しましたが、自分の文章だと、抽象化すべき箇所がそのままで無駄な言葉が多く、必要な箇所の具体性が欠けていました。
個人的には、このケースが気づきが多く、非常に勉強になりました!
具体的に聞き、理解する

先ほどの、電話のケースの後に、補足で応用テクニックが紹介されていたので少し触れたいと思います。
そこでは、「記録を正確に取ること」の大切さが説明されていました。
「すぐに」という言葉を例に挙げると、
人によって「すぐ」の時間に対する感覚は異なりますよね。
「10秒」「1分」と捉える人もいれば、「1時間以内」にと捉える人もいますし、中には「1日」までならいいと認識する人もいるでしょう。。
そのため、そのような曖昧な言葉をそのままにしておかず、
疑問をもち、正確に聞き取ることが大切だということです。
「すぐに」「ちょっと」というような抽象的な言葉は便利ですが、仕事の場面においては不適切なので、使わないように意識したいと思いました。
また、日頃から報告・連絡の際に、そのような具体性を意識しておくと、
伝達ミス、トラブル回避につながると筆者は説明していたので、気をつけたいポイントですね!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回、私はこの書籍を読んで、
自分の要約力の拙さを知るとともに、今回の内容を意識して、「報連相の質を高めていきたい」と思いました。
約200ページだとあまり分厚い本ではありませんが、この一冊で「要約とは何か」が全てがわかると言ってもいいくらいの良本でした。
「説明が上手く伝わらない」「何を書いているのか分かりづらい」と言われる方には、おすすめですのでぜひ読んでみてください!
特に、連携力が必要とされる、社会人の方は読んで損はないと思います。

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