こんにちは、れもんです。
みなさんは最近、苛立ちを覚えたこと・つい怒ってしまったことはありますでしょうか?
学校や職場の環境では、多くの人と日常的に接することになり、自分と合わない人とも出会うため、そうなっても仕方ないことのように思えます。
今回は、このような「怒り」に焦点を当てて
「なぜ日本人は怒りやすくなったのか」「どうすれば怒りにくくなるのか」ということについて、詳しくまとめられた書籍をご紹介したいと思います。
~このようなあなたにおすすめ~
- なぜ日本人は怒りやすくなったのか知りたい方
- 「アンガーマネジメント」の基本について理解したい方
- 怒りやすい性格を直したい方
大まかな内容
この書籍では、「なぜ日本人は怒りやすくなったのか」という問いに対して、
時代の変化による、ある影響に注目して
その原因を紐解いていきます。
その後は、怒りと関連性の強い「自己肯定感」について取り上げられていきます。
具体的には、自己肯定感との関連性、
自己肯定感が低くなった要因とその解決方法について話が展開されていました。
どのような知識が得られるか
まず、この書籍を読むことで得られる知識を簡単に紹介していきたいと思います。
以下の通りです。
- アンガーマネジメントの基本的な考え方
- 怒りと自己肯定感との関連性
- 自分の価値感の辞書になるコアビリーフについて など
本記事では、その中でも個人的に印象に残った
「自分の価値感の辞書になるコアビリーフ」について重点的に触れていきたいと思います。
印象に残ったこと
先ほど述べたように、本書の中でも、
「自分の価値感の辞書になるコアビリーフ」が印象に残りました。
コアビリーフについては、本書では以下のように説明されていました。
コアビリーフは「~べき」「~はず」「普通」「常識」「当たり前」と
いった言葉に象徴されます。たとえば「みんなと仲良くするべき」「努力は報われるはず」「正直であるのが普通」
「嘘をつかないことが常識」「勉強できるのが当たり前」といったものがあげられます。
「アンガーマネジメントで読み解くなぜ日本人は怒りやすくなったのか?」p.119,120
私は、このようなコアビリーフと現実との間にギャップが生まれた時にどのように適応するのかという話が特に印象に残りました。
本書では、「社会規範のある人が成功するはず」というコアビリーフをもっているが、
現実では、口や態度が悪く、とても社会規範があるとは言えない人が、実は成功しているケースが挙げられていました。
そのようなケースに遭遇した場合、2つの適応のケースに進むと考えれていました。
それが以下のものです。
①自分のコアビリーフが正しくないという可能性を受け入れ、修正する
②自分のコアビリーフの方が絶対に正しいと強固に信じる
②にパターンに進むと、
現実とのギャップに苦しみ、自分の無力感・不甲斐なさを感じることで、
自己肯定感の低下に繋がると説明されていました。
そうなってしまうと、
「自己肯定感の低下」→「自分が満たされない」→「心の余裕が持てなくなる」
→「苛立ちを覚えやすくなる」→「怒りやすい自分に悩む」→「自己肯定感の低下」と
”負の循環” に入ってしまうことが
容易に想像できますね。。
上記のようにならないためにも、
①のように、日頃から「自分の考えが本当に正しいのか」という疑念をもち、
修正していけるような人になりたいと思いました。
「自分の考えが正しい」と決めつけて変えようとしない
頑固おやじにはなりたくありませんからね(笑)
寛容さを身につけるために
コアビリーフの話から分かるように、
寛容さを身につけ、
自分の価値観をアップデートしていくことが
ストレスを感じにくくなるために有効だとお分かり頂けたと思います。
寛容性を高めるためには、
①コアビリーフの許容範囲を広める
②日々新しいことに挑戦する
の2つがあると思います。
①は「嘘をついてはいけない」という
コアビリーフを例にあげると、
嘘そのものがダメだと考えるのか、他人を不幸にする嘘はダメだと限定するのか
などといったような話です。
①は書籍で、詳しく話されていたので割愛します
②は自分の考えや価値観に固執しないように、日頃から新しいことに挑戦するということです。
「新しいこと」と聞くと、難しいように感じるかもしれませんが、
新メニューを食べてみる、行ったことのない場所に行く、見たことのない映画を観るということでも大丈夫です!
新しい経験をすることで、その時に感じることが何かあると思います。
その気持ちと向き合うことで、価値観をアップデートしていくことが大事なのです。
そうすることで、日頃から変化を楽しめるようになり、寛容性が高まることで、自分との価値観の違いを受け入れやすくなると思います。
寛容性を高めていくためにも、
ストレスを感じにくくするためにも、
自分も日頃から挑戦していくことを大切にしてきたいと思いました!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、「普通は○○、○○は常識」といったような『コアビリーフ』に焦点をあてて書いたため、寛容性に少し話が寄ってしまいました。。
本書では、怒りの要因になりうる
「自己肯定感」について詳しく書かれておりました。
「怒りっぽい」「ストレスが高まりやすい」といった方、
自己肯定感との関連性について詳しく知りたいといった方にはおすすめですので、
興味をもった方はぜひ、本を手に取ってみてください。
最期までご精読ありがとうございました!