こんにちは、れもんです。
みなさんは人前で話す時に緊張した経験はありますか?
人によって程度は違うと思いますが、
ほとんどの方が緊張した経験があると思います。
「緊張して上手く話せなかった」「周囲の人の目線が気になってしまった」などと……。
今回は、『一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法』を読んで、
私自身に起きた変化を取り上げつつ、書評をしていきたいと思います!
読んだきっかけ
私自身、人前で話すことに極度の緊張を感じるタイプで、その状況を変えたいと思ったからです!
人前に立った時に感じる目線が怖く感じ、
発表に対して苦手意識を強くもっていたため、発表の機会を避けていました(笑)
どのように変われたか
とある考え方を知ることで、
発表時に感じていた視線に対する恐怖心が弱まり、
本に出会う前と比較すると、少し気持ちの余裕が持てるようになりました。
大まかな内容
次は、大まかな内容に入っていきたいと思います!
この書籍では、「なぜ人前でうまく話せないのか」という話から始まり、
その要因を明らかにした後に、あがり症を克服するトレーニングが挙げられています。
また、その他に「プレゼン編」「質問編」「恋愛編」などと場面別にあがらないためのテクニックも挙げられています。
印象に残ったこと
私はこの書籍の中で、
「人前でうまく話せる人と話せない人の決定的な違い」についての説明が最も印象に残りました。
このフレーズを読むことで、変化への一歩目を踏み出せたと思います。それがこちらです。
実は「面接官」と「面接者」の違いは、『見ている側』か『見られている側』かの違いだけです。
「一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法」p.22
説明が遅れましたが、森下さんによると、
緊張している人とそうでない人の違いは
「面接官」と「面接者」の違いの例から読み取ることができると述べていました。
その違いについての結論が上記の引用フレーズのところです。
つまり、面接官は「見ている側」だから緊張せず、面接者は面接官に「見られている」という意識をもつから緊張するのです!!
そんなこと当たり前じゃない??
そう思われた方もいると思います。
しかし、人前で緊張した場面を振り返ってみると、面接の場面に限らず、「見られている」という意識をもっていたことに気づくと思います。
私もそのような経験がありました。
授業で教卓に立って発表する時間、面接で2・3人の面接官の前で質問に回答する時間。
当時の私は人前での発表にかなりの苦手意識をもっていたため、相手の目を見ることすらまともにできていませんでした。
振り返ってみると、そこにはやはり「見られている」という意識がありました。。
「こんなに大勢の人に見られながら発表するのは緊張するなあ」「みんなの目線が怖いなあ…」。
正直そんな風に思っていました。
意識を変えてみると
高校生の時にこの本に出会い、
「見られている」という意識を自分が「見ている」という意識に変えてみるようにしてみました。
人前に立った時に深呼吸して周りを見渡してみた結果、
完全に緊張が無くなったというわけではないですが、意識していなかった時に比べて明らかに緊張が和らぎました。
「いつもとは違う」。
そんな風に感じたのを覚えています。
実際に、高校の授業の発表の時に周りを見渡してみると、
しっかりこちらを見て話を聞いてくれている人、興味なさそうにぼーっとしている人、メモを取っているのかペンを動かしている人
などと色んな人がいることに気づきました。(笑)
「しっかり聞いてくれて嬉しい」「どうしたら興味を持ってくれるのかな」と思うようになりました。
「見ている」という意識をもち、周りを見渡すことで、
「見られている」と思っていた時に感じた”周囲からの過度な視線”が無くなり、少し安心できたのだと思います。
ちなみにこの書籍では、”周囲からの過度な視線”を感じたエピソードが挙げられるとともに、
この視線によって起きる緊張のメカニズムについても詳しく説明されていました。
「見られている」という意識から、
自分が「見ている」という意識へ変えてみる!
おわりに
少し長かったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回、『一対一でも、大勢でも人前であがらずに話す技法』について紹介させてもらいましたが、
それはほんの一部分でしかありません。
他にも、
「あがり症を克服するトレーニング」「場面別でのあがらないためのテクニック」などと
人前での緊張に悩んでいる人にとって有益な情報があります。
興味を持った方はぜひ本を手に取ってみてください。
そして、一人でも多くの人が今の状況を少しでも改善できると嬉しいです。