こんにちは。れもんです!
皆さんの周りには、気に障るようなひと言をいってくる人がいませんか?
「○○だけど」と最後に否定的なひと言をつける人。「疲れてる?」と声をかけてくる人などと。
前者は、言うまでもなく嫌われる人ですが、後者の声掛けをする人も受け取る相手によってはネガティブな印象を与えてしまうことがあります。
今回は、「よけいなひと言」「好かれるひと言」に焦点を当てて書かれた書籍をご紹介したいと思います!
大まかな内容
この書籍は、「あいさつや頼みごと、断る場面」などの状況別に、よく使われがちな NGワードを挙げられています。
その言葉の好かれるセリフに変えて、なぜNGだったのか。どうすれば好かれるセリフになるのかということを解説されています。
特長
この本の特長は「読みやすさ」だと思います。
見開き1ページで各場面のセリフと説明が紹介されています。
右ページに「よけいなひと言」→「好かれるセリフ」。左ページに説明といったように構成されていました。
そのため、ささっと、嫌われがちなセリフ・好かれるセリフを確認したい方にはおすすめです!
印象に残ったフレーズ

書籍を読んでいて、印象に残った言い換えが色々ありました。
今回は、その中から、3つご紹介したいと思います。
× 「できれば早めにお願いします」
→ 〇 「月末までにお願いします」
よけいなひと言を好かれるセリフに変える言い換え図鑑/大野萌子 p38
一つ目は、「お願い事、頼み事」に関するフレーズです。
✕の「できれば」「早めに」という言葉が問題ですね。これらの言葉は具体性に欠けます。
そのため、聞いた相手にストレスを与えてしまうのです。
そうではなく、期限を伝えること。そして、「できれば」という不明確な言葉を避けることが無難ですね。
× 「そのつもりはなかったので」
→ 〇 「そういう認識はしていませんでした」
よけいなひと言を好かれるセリフに変える言い換え図鑑/大野萌子 p62
次は、「断り方、応え方」に関するフレーズです。
✕の「そのつもりはなかったので」は自分はそのように考えていなかったから、(自分は悪くない)と自分の非を認めないセリフですね。
悪気なく、このセリフを使っていると損をします。なぜなら、この言葉は相手の指摘に対して、否定的な反応を表しているからです。この反応を聞いた人は、「なんで素直に謝れないかな」と思うのではないでしょうか。
例え、本当にそのつもりがなかったとしても、
良くない結果をもたらした場合は、その事実を受け止め、素直に謝るのが吉でしょう。
× 「させていただきます」
→ 〇 「いたします」
最期は、「敬語」に関するフレーズです。
「させていただきます」という言葉自体が間違っているという訳ではないのですが、状況を考慮せず、多用していると違和感を与えるということで紹介されていました。
「させていただきます」は 相手の許可をもらう+恩恵を受けるという
2つの状況を満たした際に使う言葉です。
体調不良で休みをいただく際に、「休みを許可してもらう」(許可)+休ませてもらう(恩恵)ですね。
そのため、許可を得る必要がない場面で使わないようにしましょう。
メールの返信をする際の、「返信させていただきます」はNGだということですね。
自分も丁寧な言葉を使おうと、変に敬語と敬語を組み合わせてしまうことがあるので、「~させていただきます」の使い方には気を付けようと思いました。。
好かれるセリフの共通点とは

上記に3つのセリフを取り上げましたが、
書籍を読んでいて、好かれるセリフには共通点があると感じました。
それが以下の3つです!
- 具体性
- ポジティブ(な言葉遣い)
- 肯定(的な反応)
前にご紹介した言い換えの1つ目が「具体性」、2つ目が「肯定」ですね。
ポジティブは、相手が前向きに受け取れる言葉遣いのことです。
ex) 「疲れてる?」→「元気だった?」
「疲れてる?」と尋ねると、聞いた人は「疲れているように見えてるんだ。。」「老けて見えるのかな。。」とネガティブな印象を受けます。人によっては、「全然疲れてないけど」と苛立ちを覚える方もいると思います。
例え、気を遣って投げかけた言葉だとしても、相手にとっては気に障る余計なひと言になってしまうのです。
そのため、『相手の状態を知る』という目的においては、「元気だった?」と尋ねてみるのがいいでしょう。そうすることで、元気 or 元気じゃない のどちらに転んでもネガティブな印象を与えずに目的を達成することができます。
つまり、具体的かつポジティブな言葉遣いを心がけ、
相手の話に対して、肯定的な反応を示すことが好かれるセリフの共通点なのです!
ただ、必ずしも肯定的な反応をすることが正しいとは限らないので、
肯定しつつも、それとは別で自分の意見は伝えようするスタンスが良いかと思います!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
みなさんも、図らずも使ってしまっているNGワードがあったのではないでしょうか。
「協調性」「コミュニケーション能力」が求められる社会人の方にとっては、読んでおいて損はないと言える一冊です!
積極的に周りの人とコミュニケーションをとって、仕事を進めていく必要がありますからね。
今回紹介したフレーズはほんの一部分にすぎないので、「言葉遣いに気をつけたい」「良好な人間関係を築いていきたい」と思う方は、実際に読んで確認してみることをおすすめします!

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